ツイーター再改変とリファレンス・ディスク「AKIRA」
前回のスピーカーチェックで7~9kHzの落ち込みが気になっていました。
対策としてツイーターのネットワークを少し組み変えて、現在の9kHzから6kHz付近へクロスオーバー周波数を下げてみました。
(0.25mHのコイルと1.5μFのコンデンサなのでやや不正確ですが)
とりあえずフロント右スピーカーでネットワ-ク改変前後を比べてみます。
ネットワークを変えた後のFFTデータ

(ピンクが平均値)
こちらが変える前

パっと見た感じ、それほど違いがありません。
やっぱり8kHz付近が凹んでいます。
ただよく見ると改変後の方は6kHzと10kHz付近の飛び出しも大きくなっています。
ツイーターを移動させながらFFTの変化を見みたところ、フルレンジよりも少し後ろに下げた方が良さそうでした。
ツイーターを下げて再チェック

先ほどに比べると8kHz付近の落ち込みがゆるやかになっていますし、6kHzの飛び出しも少なくなりました。
全体的にフラットに近づいた感じがします。
少しクロスオーバーが低すぎるかと心配したのですが、特に高域をうるさく感じることはありません。
以前7.5kHzクロスで高域がうるさく感じましたが、結局は設置位置による差の方が大きいということでしょうか。
ついでに高域の再チェックをしてみます。
前回は20kHzの信号でテストしましたが、今回はアプリの限界である22kHzの信号を用意しました。
フロント右 22kHzテストトーン

フロント左 22kHzテストトーン

画面右端が22kHzです。
思いっきり伸びているので一目でわかります。
22kHzが正常に再生できているようです。
(もちろん私の耳には何も聞こえません)
さて、今回の調整でだいぶフラットに近づいてきました。
理想的とまでは言えませんが、満足のいく結果です。
ツイーターの位置はフルレンジBOXのバッフル面よりも少し後ろに下げています。
これならツイーターをフルレンジのBOXに埋め込むことも出来そうです。
ツイーター取り付け時に何かクッションゴムなどを挟んでもいいですし、フルレンジを表面から付け直してツイーターだけ裏面取り付けでもいいですね。
とりあえず現状のAVラック上に置いたままでも視聴の邪魔にはならないので、しばらくこのままでチェックを続けながら最良の方法を考えてみます。
(まだエージング期間中ですし、ネットワーク再々改変の可能性もある)
話は変わって、ここで1本映画を紹介しておきます。
日本アニメの金字塔「AKIRA」です。
よく『リファレンス・ディスク』という表現をしますが、これもその一つと言えるでしょう。
ホームシアターの『リファレンス・ディスク』というのは、そのシアターの実力を評価するために使用できる“出来の良い音声や映像”を収録した作品です。
もちろん調整専用のチェックディスクも「リファレンス・ディスク」として見ることができます。
こういうディスクにはチェック用チャプターの他に優秀なデモムービーが入っています。
しかし一般的には高画質もしくは高音質な市販ソフトを用意する方が多いと思います。
DVDの時代なら「グラディエーター」のdts音声を良く使いました。
映像美なら「恋におちたシェイクスピア」とかでしょうか。
(何年発売の●●盤が一番とか、アレの輸入盤がいいとか、こだわる人もいました)
まぁそういうソフトがたくさん種類があったと思います。
Blu-rayなら「イノセンス・アブソリュートエディション」も有名です。
「イノセンス」はアニメ映画「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の続編ですが、このアブソリュートエディションは特に繊細な音にまでこだわったそうで、よくリファレンスとして使用される作品です。
でも私は手持ちに輸入盤のイノセンスがあるので、なかなか購入できずにいます。
(コレクターじゃないので2枚も要らない)
さて、このAKIRAのBlu-ray版はそれこそ「ハイレゾ」にこだわって作られているそうです。
ホームページを見てもかなりのこだわりを感じます。
くわしくはこちら
バンダイビジュアル「AKIRA」ホームページ
https://www.bandaivisual.co.jp/akira/
実際に視聴して確認しましたが、確かに“これぞリファレンス!”といっていい出来栄えでした。




本当に久しぶりに見ました。
懐かしい映画ですが、今見ても新鮮なストーリーで本当にすばらしい作品です。
当時はビデオでしか見てないので、劇場で観るような感動が得られました。
これこそホームシアターの醍醐味です。
言うだけのことはあって、迫力の有る音です。
繊細な音から大轟音まで、音へのこだわりを感じます。
ハイパーソニックなんたらとか、100kHzの音が、、、とか解説しているサイトもありますが、それはちょっとわかりません。
(うちでは50kHz以上は出てないので)
制作側の意図が私に正しく伝わっているかは不明ですが、それを抜きにしても確かに素晴らしい作品です。
192kHz 5.1ch

映像作品で192kHz 5.1ch収録は唯一かもしれません。
(以前に紹介したChrisBotti in Bostonは96kHz 7.1ch収録)
なお、昔DVD-Audioが全盛のころに「AKIRA」のサントラ版がありました。
これは今では絶版で入手困難です。
(まれにネットオークションなどで高額で見かけることがあります。)
私もCD版は持っているのですが、DVD-Audioは買いそびれたままになってました。
DVD-Audio版は色が黒

今回Blu-rayを見て、DVD-Audioは不要になりました。
それくらい高音質です。
(もしかすると同じ音源かもしれません)
「ChrisBotti in Boston」と同様、無くなる前に勝っておいて方が良い、ホームシアター必需品です。
ぜひオススメです。
対策としてツイーターのネットワークを少し組み変えて、現在の9kHzから6kHz付近へクロスオーバー周波数を下げてみました。
(0.25mHのコイルと1.5μFのコンデンサなのでやや不正確ですが)
とりあえずフロント右スピーカーでネットワ-ク改変前後を比べてみます。
ネットワークを変えた後のFFTデータ

(ピンクが平均値)
こちらが変える前

パっと見た感じ、それほど違いがありません。
やっぱり8kHz付近が凹んでいます。
ただよく見ると改変後の方は6kHzと10kHz付近の飛び出しも大きくなっています。
ツイーターを移動させながらFFTの変化を見みたところ、フルレンジよりも少し後ろに下げた方が良さそうでした。
ツイーターを下げて再チェック

先ほどに比べると8kHz付近の落ち込みがゆるやかになっていますし、6kHzの飛び出しも少なくなりました。
全体的にフラットに近づいた感じがします。
少しクロスオーバーが低すぎるかと心配したのですが、特に高域をうるさく感じることはありません。
以前7.5kHzクロスで高域がうるさく感じましたが、結局は設置位置による差の方が大きいということでしょうか。
ついでに高域の再チェックをしてみます。
前回は20kHzの信号でテストしましたが、今回はアプリの限界である22kHzの信号を用意しました。
フロント右 22kHzテストトーン

フロント左 22kHzテストトーン

画面右端が22kHzです。
思いっきり伸びているので一目でわかります。
22kHzが正常に再生できているようです。
(もちろん私の耳には何も聞こえません)
さて、今回の調整でだいぶフラットに近づいてきました。
理想的とまでは言えませんが、満足のいく結果です。
ツイーターの位置はフルレンジBOXのバッフル面よりも少し後ろに下げています。
これならツイーターをフルレンジのBOXに埋め込むことも出来そうです。
ツイーター取り付け時に何かクッションゴムなどを挟んでもいいですし、フルレンジを表面から付け直してツイーターだけ裏面取り付けでもいいですね。
とりあえず現状のAVラック上に置いたままでも視聴の邪魔にはならないので、しばらくこのままでチェックを続けながら最良の方法を考えてみます。
(まだエージング期間中ですし、ネットワーク再々改変の可能性もある)
話は変わって、ここで1本映画を紹介しておきます。
日本アニメの金字塔「AKIRA」です。
よく『リファレンス・ディスク』という表現をしますが、これもその一つと言えるでしょう。
ホームシアターの『リファレンス・ディスク』というのは、そのシアターの実力を評価するために使用できる“出来の良い音声や映像”を収録した作品です。
もちろん調整専用のチェックディスクも「リファレンス・ディスク」として見ることができます。
こういうディスクにはチェック用チャプターの他に優秀なデモムービーが入っています。
しかし一般的には高画質もしくは高音質な市販ソフトを用意する方が多いと思います。
DVDの時代なら「グラディエーター」のdts音声を良く使いました。
映像美なら「恋におちたシェイクスピア」とかでしょうか。
(何年発売の●●盤が一番とか、アレの輸入盤がいいとか、こだわる人もいました)
まぁそういうソフトがたくさん種類があったと思います。
Blu-rayなら「イノセンス・アブソリュートエディション」も有名です。
「イノセンス」はアニメ映画「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の続編ですが、このアブソリュートエディションは特に繊細な音にまでこだわったそうで、よくリファレンスとして使用される作品です。
でも私は手持ちに輸入盤のイノセンスがあるので、なかなか購入できずにいます。
(コレクターじゃないので2枚も要らない)
さて、このAKIRAのBlu-ray版はそれこそ「ハイレゾ」にこだわって作られているそうです。
ホームページを見てもかなりのこだわりを感じます。
くわしくはこちら
バンダイビジュアル「AKIRA」ホームページ
https://www.bandaivisual.co.jp/akira/
実際に視聴して確認しましたが、確かに“これぞリファレンス!”といっていい出来栄えでした。




本当に久しぶりに見ました。
懐かしい映画ですが、今見ても新鮮なストーリーで本当にすばらしい作品です。
当時はビデオでしか見てないので、劇場で観るような感動が得られました。
これこそホームシアターの醍醐味です。
言うだけのことはあって、迫力の有る音です。
繊細な音から大轟音まで、音へのこだわりを感じます。
ハイパーソニックなんたらとか、100kHzの音が、、、とか解説しているサイトもありますが、それはちょっとわかりません。
(うちでは50kHz以上は出てないので)
制作側の意図が私に正しく伝わっているかは不明ですが、それを抜きにしても確かに素晴らしい作品です。
192kHz 5.1ch

映像作品で192kHz 5.1ch収録は唯一かもしれません。
(以前に紹介したChrisBotti in Bostonは96kHz 7.1ch収録)
なお、昔DVD-Audioが全盛のころに「AKIRA」のサントラ版がありました。
これは今では絶版で入手困難です。
(まれにネットオークションなどで高額で見かけることがあります。)
私もCD版は持っているのですが、DVD-Audioは買いそびれたままになってました。
DVD-Audio版は色が黒

今回Blu-rayを見て、DVD-Audioは不要になりました。
それくらい高音質です。
(もしかすると同じ音源かもしれません)
「ChrisBotti in Boston」と同様、無くなる前に勝っておいて方が良い、ホームシアター必需品です。
ぜひオススメです。
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