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zoom RSS MacPro 2009 その3 <グラボ R9 280x EFI化>

<<   作成日時 : 2019/03/15 18:45   >>

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MacProその3

前回書きましたが、Windows用のグラフィックボード(グラボ) AMD Radeon R9 280x を中古購入しました。



購入したグラボ SAPPHIRE Vapor-X R9 280X 3G D5



そのままMacProに挿して普通に使用できるのですが、ブート画面が出ません。
(起動時のリンゴマーク)

ブート画面が出ないとoption起動(optionキーを押しながら起動)によるブートローダーも使えません。


私はSSDをパーティションで切って、複数のOSを使い分けています。
これを起動時に選択するにはブートローダーが必要です。



option起動で表示されるMacのブートローダー


Windows用のグラボではこれができないので、Mac用にROMを書き換える必要があります。

「EFI化」というらしいですが、「グラボ」「mac」「EFI」などで調べるとそこそこ情報が出てきます。


R9 280xもすでにEFI化された実績があるので、おそらく大丈夫だと思って買いました。
(実は同じGPUでもグラボが違うとダメなことが多いらしい)


多少苦労もしましたが、無事にEFIブートできるグラボになりました。
(あくまでも自己責任ですが)



『R9 280x EFI化作業』


私が実行したのは、

1、FreeDOSの起動ディスクでMacProを起動する
2、ATIFLASHというアプリを使用してROMを書き換える
3、NVRAMクリアー

たったこれだけです。




<最初に入手しておくもの>

・ATIFLASH.EXE(DOS用のアプリ)
・FreeDOSの起動ディスクイメージ
・自分のグラボと同じGPUのEFI化済みのROM


ATIFLASH.EXEとFreeDOSイメージはすぐに見つかると思います。
(どうしても見つからない人はコメントください)

ATIFLASH
https://www.techpowerup.com/download/ati-atiflash/
※注意※バージョン4.17が必要です。

FreeDOS
http://www.freedos.org/download/
USBメモリーではなくCD-ROMがいいです。
一番小さい「fdbasecd.iso」というのを使いました。


見つけるのが大変なのは自分のグラボと同じGPUのEFI化済みROMデータです。

私の場合「R9 280x」のEFI化されたROMを探します。



とりあえずNETKASで探しました。

http://forum.netkas.org

ここで入手したROMが自分のグラボに合うかどうかは賭けでしたが、最終的になんとかできました。
(合わないものも多かったです)



作業を順に見ていきます。


<Macで作業>

1、FreeDOSの起動CD-ROMをつくる

これはfreeDOSのisoファイルをCD-ROMに焼くだけです。
MacのFinder上で「fdbasecd.iso」を右クリックして「fdbasecd.isoをディスクに書き込む」でCD-ROMが出来ます。
このCD-ROMで起動するとMacProがDOSになります。

最初「Rufus」でFreeDOSのUSBメモリーを作ったのですが、起動しませんでした。
CD-ROMの方が間違いなさそうです。


2、EFI化されたROMの名前を変更する

NETKASから持ってきたROMファイルを8文字以内の簡単な名前に変更します。
DOSで操作するので長いファイル名は使えません。

(例)280efi.rom などに変更する


3、空のハードディスクを用意してFATでフォーマットする

使ってないハードディスク(容量は少なくて良い)をFATでフォーマットしておきます。
(Macのディスクユーティリティでフォーマットできます)


4、ハードディスクに次のものをコピーする

 EFI化されたROMファイル(ここではVFX280X.romを使用)
 ATIFLASH.EXE




この2つのファイルをハードディスクに入れておく



5、FreeDOSのCD-ROMを入れたままでMacProをシャットダウンする

後からCD-ROMが入れられないので終了前にセットしておきます。



6、Windows用のUSBキーボードをつなぐ

FreeDOSの環境下でApple USBキーボードが動かないことがありました。
windows用のUSBキーボードをつないでおきましょう。



7、不必要なものを外す

DOSで作業する際に間違えると困るので、不要なものは全部外します。

 グラボは今回書き換えるもの1枚だけにする
 ハードディスクも今回2つのファイルをコピーしたFATディスク1台だけ
 USBには汎用品のマウスとキーボードだけ


8、「C」キーを押したまま起動する

これでMacProがCD-ROMのFreeDOSで起動します。
(とても不思議な感じです)



FreeDOSの起動画面



<DOSで作業>

ここからはDOSでのキーボード操作になります。


「1」キー
「return」キー


Continue to boot FreeDOS from CD-ROM
(このままCD-ROMからFreeDOSを起動)



「2」キー

 (自動的にDOSプロンプトへ行く)



懐かしいDOSプロンプト


1、ハードディスクへ移動する


A:\> C:
「return」

(Cドライブへ移動する)



C:\> DIR
「return」 

(Cドライブの中身が表示される)


ATI Flash.exe と romファイルの2つがあるのを確認します。



2、オリジナルのROMデータを保存する

次のコマンドで変更前のROMデータをハードディスクにバックアップします。


C:\> atiflash -s 0 org.rom
「return」


これで「org.rom」という名前で元のBIOSが保存されました。


C:\> DIR
「return」 

(Cドライブの中身が表示される)

先ほどの2つのファイルに加えて、ORG.ROMが出来ているのを確認します。

※後から元に戻せるようにバックアップは重要です。




3、MacEFI化されたROMデータを書き込む

次のコマンドでROMデータを書き込みます。

(ここでは「vtx280.rom」というROMデータを書きます)


C:\> atiflash -f -p 0 vtx280.rom
「return」


ズラーっと文字が表示され、書き込み成功を確認する
(Restart System To Complete VBIOS Update.)






4、電源を長押しして強制的にシャットダウンする



5、MacOSの入ったハードディスクを取り付ける

あくまでもEFI化が成功したと仮定して、MacOSのハードディスクを取り付けます。
(FATのハードディスクは外さなくてもいい)

キーボードをAppleのものに付け替えます。
(マウスは何でもいい)


6、NVRAMクリアーする

電源ボタンを押してすぐ「option」「command」「P」「R」キーを押したままにする
(昔はPRAMクリアーって呼んでました)


起動音が2回鳴ったらNVRAMクリアー完了です。


手を離してそのままMacを起動します。




リンゴマークが出ればEFI化は成功


感動のリンゴマーク

これでEFI化されたことになります。



無事に起動したら「このMacについて」から「システムレポート」を確認します。




<システムレポート>

グラボをちゃんと認識しています。

以上で作業完了です。

スムーズに行けば特に難しいことはありません。




<失敗談>

成功したときはいいのですが、失敗した時は大変です。

私は何度も失敗しました。

ある意味この情報が一番重要なので書いておきます。


私はハードディスクにEFI化されたROMファイルを何種類か入れておき、順番に書き換えてテストを繰り返しました。

これはその際にダメなROMファイルを書き込んだときのMacProの状況です。


・失敗その1

VTX280.ROM

無事にリンゴマークが出て起動、、、

そのまま起動中に真っ暗になってシャットダウン




・失敗その2

MAC7970.rom

(「R9 280x」 と「HD7970」はほぼ同じなので試してみた)

無事に起動する

「このMacについて」で正しく表示されない
「AMD Radeon HD 7970 914361344 MB」
メモリー多すぎ

動作には問題ないがベンチマークのスコアがオリジナルよりも少し低い



・失敗その3

MSI280.rom

問題なく起動した
「このMacについて」でも正しい表記が確認できた
「AMD Radeon R9 280x 3072 MB」

ベンチマークソフトが起動しない
異常終了する




・失敗その4

まったく表示しない


これが一番困りました。
最初から真っ暗のまま何も映らないので、何もできません。


この状態からどうやって抜け出したか?

「真っ暗の画面のままでFreeDOSを起動させ、ROMの書き換え」を行いました。

ようするに、上記の<DOSで作業>の工程を画面を見ずに行い、元のバックアップされたROMに書き戻すわけです。

(画面が見えないので、間違えないよう、ゆっくり慎重にキーボードを打ちました)

============

Cを押したままMac起動

[1]
[return]


[2]

(DOSプロンプトになったはず)


[C][:]
[return]


(ハードディスクへ移動したはず)


atiflash -f -p 0 org.rom


(オリジナルROMで書き換えできたはず)

電源ボタン長押し

============

これにてR9 280x はオリジナルのROMに戻りました。

まったく冷や汗ものです。




このような作業を繰り返し、最終的に実用に問題のないROMへの書き換えが出来ました。


本来はオリジナルROMを元にHexEditerでEFI化作業をするらしいです。

違うグラボのROMをそのまま流用しても、うまくいかないのは当然ですね。


今回はうまく出来てラッキーでした。

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