Macとテレビとアンプと電気代
Macの消費電力と、その他の家電の消費電力と電気代の話です。
前回の記事はMacProの話題から少し脱線しましたので修正しました。
脱線した話題を書き直したのが今回の投稿です。
前回も紹介しましたワットチェッカーです。

このメーカーの商品は「ワットメーター付き電源タップ」といった感じです。
(安心の日本製!)
Amazonや楽天などで「ワットメーター」「ワットチェッカー」とかで検索すると、コンセント直付けタイプが出てきます。
しかしコンセントは壁の下の方など奥まった場所にあり、ここに表示されても見づらく不便です。
こういう延長コードタイプの方が数段便利でオススメです。
<MacProの消費電力>
MacProの消費電力は、デスクトップが表示された状態で117wでした。

モニターも含めた、実際にMacProで作業しているときの消費電力は184wでした。
デザイン系のアプリも稼働具合に応じて、さらに20〜30w上昇するようです。
MacProの消費電力はコタツ並に多いという噂を聞いた事があったのですが、実際にはそれほど消費していませんでした。
(コタツは1200wくらい消費します)
<Mac miniの消費電力>
それでは他のMacはどうなのかということで、比較対象としてMac mini Late2009を持ってきました。
こちらはMacProと比べて省エネなイメージの強い機種です。
(メモリーやグラボなどもモバイル用途のものが使用されています)
Macmini を El Capitanで起動したデスクトップの状態を見てみました。

デスクトップの状態で32w
さすがに省エネですね。
モニターを含めた(MacProとは別のモニターをつないでます)消費電力は125wでした。
Macよりもモニターの方が多く消費してます。
<モニターとテレビの消費電力>
今回の調査で液晶モニターが思ったより電力を消費することがわかりました。
・MacProにつないだIO DATAの24インチ液晶モニターLCD-AD241XW
(カタログ:最大消費電力98w)
調査時の消費電力は67w
・Mac miniにつないだDELLの24インチ液晶モニターUltraSharp U2410
(カタログ:標準消費電力75w)
調査時の消費電力は93w
家にある32インチの液晶テレビも調べてみました。

待機電力は7w

液晶テレビは40wでした。
液晶モニターよりも液晶テレビの方が省エネですね。
<部屋でテレビを見るときの消費電力>
私の部屋にはテレビがありません。
Mac miniの液晶モニターをテレビ代わりに使用しています。
ですから、液晶モニターの消費電力が多いのは非常に気になります。
そしてTVチューナーとしてディーガを使っています。
(ディーガのリモコンでチャンネルを切り替える)
さらにモニターですからスピーカーがついていません。
AVアンプを経由してスピーカーから音を出しています。
つまりホームシアター用のシステム構成で画面だけを液晶モニターへ映しているわけです。
ただテレビを見るだけでも、必ずディーガとAVアンプと液晶モニターの3つを使います。
ということは、私の部屋における「テレビの消費電力」というのは、この3つの消費電力の合計ということです。
AVアンプの消費電力

AVアンプ ONKYO TX-NA5007

普通にDirect出力(ステレオ2ch)で113wでした。
9ch同時出力した状態も見てみます。

9.1ch出力に変更

少し上昇して120wになりましたが、それほど大きな変化はありませんでした。
またボリュームを変化させても大きく上昇することはありませんでした。
TX-NA5007のカタログ値はこうなっています。
「定格出力 各チャンネル200w」
「最大消費電力930w」
普通の家電商品は「省エネ」が評価されますが、アンプは「大電力=高音質」というイメージがあります。
このため電力を大きく書く事が多いです。
実際の消費電力はそこまで多くなさそうで安心しました。
ディーガの消費電力

消費電力15wです。
これはテレビのチューナーだけを使用しても、HDDの録画番組を再生しても変化ありませんでした。
DVDも再生してみましたが、やはり15wでした。
カタログでは「消費電力(約)15w」
正確ですね。
合計消費電力を計算
液晶モニターDELL:93w
AVアンプ:113w
ディーガ:15w
合計:221w
AVアンプが思っていたよりも少なかったのが救いですが、それでもかなり多く消費しています。
液晶テレビが40Wですから、同じ利用目的で5倍の消費電力です。
これは無駄遣いとしか言えません。
<電気代を計算する>
消費電力から電気代を算出してみます。
電力会社によって多少違いますし、契約しているプランによっても違ってきます。
あくまでも目安としての電気代です。

私の場合このように3段階で料金が変動するらしいです。
おおざっぱに3つの契約料金の平均値を取ると24.76円/kwhくらいです。
実際とある月の電気代が、1536kwhで38,308円でしたので、単純計算でも24.94円/kwhです。
1kwh/25円くらいで概算を出せば良さそうです。
(「kwh」ということなので「1時間あたり」の金額です)
Macの電気代
MacPro:117w = 0.117kw = 2.925円
モニターと合わせて:184w = 0.184kw = 4.6円
Macmini:32w = 0.032kw = 0.8円
モニターと合わせて:125w = 3.125円
MacProを1時間使用して、モニターと合わせて4.6円の電気代です。
1日10時間使用して46円ということです。
1ヶ月30日使用すれば、46*30 = 1380円
同じくMacminiを1ヶ月間使用した場合、3.125*10*30 = 937.5円
MacProからMacminiに変えるだけで、1ヶ月で442.5円安く済む計算です。
このブログは現在MacProで書いています。
この作業はマシンパワーを使わないので、Macminiの方が効率が良いです。
しかしチラシ製作になるとMacProとMacminiでは速さが違います。
Macminiでだらだら作業するなら、MacProの方が絶対効率的です。
何事も適材適所ということでしょう。
家電類の電気代
液晶テレビ:40w = 0.04kw = 1時間1円
毎日4時間くらいだとして4円です。
テレビの電気代は安く済みます。
しかしながら、私が部屋でテレビを見る場合、
液晶モニターDELL:93w = 0.093kw = 2.325円
AVアンプ:113w = 0.113kw = 2.825円
ディーガ:15w = 0.015kw = 0.375円
合計:221w = 0.221kw = 1時間5.525円
上記、液晶テレビと比べて5倍もの無駄です。
1日に4時間で22.1円
これだとそこまで「高い」とは感じません。
しかし液晶テレビとの差額を1年くらいで考えると違います。
1時間4.525円差
1日4時間として18.1円差
1年365日で6606.5円差です。
新しく液晶テレビを買うか悩むところです。
シャープ 22V型 フルハイビジョン液晶テレビ AQUOS LC-22K45-B
(こんな安いフルHDテレビがあるなら買ってもいいかも)
<ホームシアターの消費電力>
このブログの本来の目的であるホームシアターの消費電力を算出します。
上でアンプとディーガの消費電力を調べたので、残るはプロジェクターの消費電力です。

ランプモード「低」で280w

ランプモード「標準」で309w
プロジェクターHC3800を普段はランプモード「低」で使用しています。
それで280wですから、液晶モニターより遥かに多くの電力を消費します。
プロジェクター:280w = 0.28kw
AVアンプ:120w = 0.12kw
(映画の場合は9チャンネル使用する)
ディーガ:15w = 0.015kw
合計:415w = 0.415kw = 1時間10.375円
液晶テレビが1円
液晶モニターが5.525円
ホームシアターは10.375円でした。
テレビと同様、毎晩4時間ほど使用するとして
10.375*4 = 1日41.5円
テレビ代わりに液晶モニターを使用すると無駄に5倍も電気代を使っていました。
しかしプロジェクターで映画を見る、1日41.5円は無駄ではないと思います。
それだけ100インチスクリーンの大画面は満足度が高いです。
まさにホームシアターの醍醐味です。
<おまけ>
ついでに他の家電も測ってみました。
・エスプレッソマシン「ドルチェグスト」
毎日よく使う家電ということでコーヒーメーカーを調べてみました。

前回の記事はMacProの話題から少し脱線しましたので修正しました。
脱線した話題を書き直したのが今回の投稿です。
前回も紹介しましたワットチェッカーです。
このメーカーの商品は「ワットメーター付き電源タップ」といった感じです。
(安心の日本製!)
Amazonや楽天などで「ワットメーター」「ワットチェッカー」とかで検索すると、コンセント直付けタイプが出てきます。
しかしコンセントは壁の下の方など奥まった場所にあり、ここに表示されても見づらく不便です。
こういう延長コードタイプの方が数段便利でオススメです。
<MacProの消費電力>
MacProの消費電力は、デスクトップが表示された状態で117wでした。
モニターも含めた、実際にMacProで作業しているときの消費電力は184wでした。
デザイン系のアプリも稼働具合に応じて、さらに20〜30w上昇するようです。
MacProの消費電力はコタツ並に多いという噂を聞いた事があったのですが、実際にはそれほど消費していませんでした。
(コタツは1200wくらい消費します)
<Mac miniの消費電力>
それでは他のMacはどうなのかということで、比較対象としてMac mini Late2009を持ってきました。
こちらはMacProと比べて省エネなイメージの強い機種です。
(メモリーやグラボなどもモバイル用途のものが使用されています)
Macmini を El Capitanで起動したデスクトップの状態を見てみました。
デスクトップの状態で32w
さすがに省エネですね。
モニターを含めた(MacProとは別のモニターをつないでます)消費電力は125wでした。
Macよりもモニターの方が多く消費してます。
<モニターとテレビの消費電力>
今回の調査で液晶モニターが思ったより電力を消費することがわかりました。
・MacProにつないだIO DATAの24インチ液晶モニターLCD-AD241XW
(カタログ:最大消費電力98w)
調査時の消費電力は67w
・Mac miniにつないだDELLの24インチ液晶モニターUltraSharp U2410
(カタログ:標準消費電力75w)
調査時の消費電力は93w
家にある32インチの液晶テレビも調べてみました。
待機電力は7w
液晶テレビは40wでした。
液晶モニターよりも液晶テレビの方が省エネですね。
<部屋でテレビを見るときの消費電力>
私の部屋にはテレビがありません。
Mac miniの液晶モニターをテレビ代わりに使用しています。
ですから、液晶モニターの消費電力が多いのは非常に気になります。
そしてTVチューナーとしてディーガを使っています。
(ディーガのリモコンでチャンネルを切り替える)
さらにモニターですからスピーカーがついていません。
AVアンプを経由してスピーカーから音を出しています。
つまりホームシアター用のシステム構成で画面だけを液晶モニターへ映しているわけです。
ただテレビを見るだけでも、必ずディーガとAVアンプと液晶モニターの3つを使います。
ということは、私の部屋における「テレビの消費電力」というのは、この3つの消費電力の合計ということです。
AVアンプの消費電力
AVアンプ ONKYO TX-NA5007
普通にDirect出力(ステレオ2ch)で113wでした。
9ch同時出力した状態も見てみます。
9.1ch出力に変更
少し上昇して120wになりましたが、それほど大きな変化はありませんでした。
またボリュームを変化させても大きく上昇することはありませんでした。
TX-NA5007のカタログ値はこうなっています。
「定格出力 各チャンネル200w」
「最大消費電力930w」
普通の家電商品は「省エネ」が評価されますが、アンプは「大電力=高音質」というイメージがあります。
このため電力を大きく書く事が多いです。
実際の消費電力はそこまで多くなさそうで安心しました。
ディーガの消費電力
消費電力15wです。
これはテレビのチューナーだけを使用しても、HDDの録画番組を再生しても変化ありませんでした。
DVDも再生してみましたが、やはり15wでした。
カタログでは「消費電力(約)15w」
正確ですね。
合計消費電力を計算
液晶モニターDELL:93w
AVアンプ:113w
ディーガ:15w
合計:221w
AVアンプが思っていたよりも少なかったのが救いですが、それでもかなり多く消費しています。
液晶テレビが40Wですから、同じ利用目的で5倍の消費電力です。
これは無駄遣いとしか言えません。
<電気代を計算する>
消費電力から電気代を算出してみます。
電力会社によって多少違いますし、契約しているプランによっても違ってきます。
あくまでも目安としての電気代です。
私の場合このように3段階で料金が変動するらしいです。
おおざっぱに3つの契約料金の平均値を取ると24.76円/kwhくらいです。
実際とある月の電気代が、1536kwhで38,308円でしたので、単純計算でも24.94円/kwhです。
1kwh/25円くらいで概算を出せば良さそうです。
(「kwh」ということなので「1時間あたり」の金額です)
Macの電気代
MacPro:117w = 0.117kw = 2.925円
モニターと合わせて:184w = 0.184kw = 4.6円
Macmini:32w = 0.032kw = 0.8円
モニターと合わせて:125w = 3.125円
MacProを1時間使用して、モニターと合わせて4.6円の電気代です。
1日10時間使用して46円ということです。
1ヶ月30日使用すれば、46*30 = 1380円
同じくMacminiを1ヶ月間使用した場合、3.125*10*30 = 937.5円
MacProからMacminiに変えるだけで、1ヶ月で442.5円安く済む計算です。
このブログは現在MacProで書いています。
この作業はマシンパワーを使わないので、Macminiの方が効率が良いです。
しかしチラシ製作になるとMacProとMacminiでは速さが違います。
Macminiでだらだら作業するなら、MacProの方が絶対効率的です。
何事も適材適所ということでしょう。
家電類の電気代
液晶テレビ:40w = 0.04kw = 1時間1円
毎日4時間くらいだとして4円です。
テレビの電気代は安く済みます。
しかしながら、私が部屋でテレビを見る場合、
液晶モニターDELL:93w = 0.093kw = 2.325円
AVアンプ:113w = 0.113kw = 2.825円
ディーガ:15w = 0.015kw = 0.375円
合計:221w = 0.221kw = 1時間5.525円
上記、液晶テレビと比べて5倍もの無駄です。
1日に4時間で22.1円
これだとそこまで「高い」とは感じません。
しかし液晶テレビとの差額を1年くらいで考えると違います。
1時間4.525円差
1日4時間として18.1円差
1年365日で6606.5円差です。
新しく液晶テレビを買うか悩むところです。
シャープ 22V型 フルハイビジョン液晶テレビ AQUOS LC-22K45-B
(こんな安いフルHDテレビがあるなら買ってもいいかも)
<ホームシアターの消費電力>
このブログの本来の目的であるホームシアターの消費電力を算出します。
上でアンプとディーガの消費電力を調べたので、残るはプロジェクターの消費電力です。
ランプモード「低」で280w
ランプモード「標準」で309w
プロジェクターHC3800を普段はランプモード「低」で使用しています。
それで280wですから、液晶モニターより遥かに多くの電力を消費します。
プロジェクター:280w = 0.28kw
AVアンプ:120w = 0.12kw
(映画の場合は9チャンネル使用する)
ディーガ:15w = 0.015kw
合計:415w = 0.415kw = 1時間10.375円
液晶テレビが1円
液晶モニターが5.525円
ホームシアターは10.375円でした。
テレビと同様、毎晩4時間ほど使用するとして
10.375*4 = 1日41.5円
テレビ代わりに液晶モニターを使用すると無駄に5倍も電気代を使っていました。
しかしプロジェクターで映画を見る、1日41.5円は無駄ではないと思います。
それだけ100インチスクリーンの大画面は満足度が高いです。
まさにホームシアターの醍醐味です。
<おまけ>
ついでに他の家電も測ってみました。
・エスプレッソマシン「ドルチェグスト」
毎日よく使う家電ということでコーヒーメーカーを調べてみました。
137wではありません。1.37kwです
余熱が完了するまでは1.37kwの電力を消費します。
一定温度になるとランプが緑になって、消費電力は0wになります。
そして約10秒おきに1.37kw消費して内部の温度を上げて、また0wに戻ります。
さらに抽出時は1.42kw消費します。

余熱も含めて1分ちょっとですから、1杯のコーヒーを入れるのに電気代は0.5円くらいでしょうか。
・お湯を沸かしてコーヒーをドリップ
IHでお湯を沸かした場合の電力も調べました。
コップ一杯分のお湯を沸騰させるのに1.38kwで1分20秒ほどでした。
およそ0.76円くらいです。
0.5円と0.76円
似たようなものですね。
コーヒーは時間が短いので、電気代を気にする必要無さそうです。
・足元ヒーター
冬場の事務仕事は足元が冷えます。
足元用のヒーターがあるのですが、こういうのは電気代が高いものです。
風量「弱」で641w
風量「強」にすると1.18kw
コーヒーメーカーと違って、こちらは作業中ずっと動かしています。
1時間の使用で
「弱」で0.641kw = 16.025円
「強」で1.18kw = 29.5円
1日10時間だと「弱」でも160円ですから、これは注意が必要です。
保温効果のあるスリッパを履くなど、対策したほうがいいですね。
<まとめ>
今回はいろんな電気機器の消費電力・および電気代を調べました。
やはりヒーターなどの熱を出すモノは多くの電力を消費していました。
(これは常識でしょう)
IH調理器なども熱を出す機器なので消費電力は多かったですが、調理している間だけなのでトータルコストは少ないです。
テレビやブルーレイなどのAV家電はそれほど電力を消費しないようです。
AVアンプは高出力を売り文句にしているため誤解していましたが、実際の消費電力はそこまで多くありませんでした。
ホームシアターとしてアンプやプロジェクターなどをフル稼働する場合は、やはりある程度電力を消費します。
しかしこちらも使用時間が長くないので、使用時以外こまめに電源を落とすだけでかなり省エネできそうです。
パソコンもホームシアターと似たような消費電力ですが、こちらは利用時間によって左右されます。
(映画鑑賞よりも作業時間が長いので)
特にパワーが重要ではない作業では、省エネパソコンを使用することで電気代を節約できます。
電気代を安くするという観点では、やはりエアコンのようなヒーター類をいかに節約するかです。
こまめに電気を切る、ストーブと併用する、厚着をするなど、対策が必要です。
あまりに旧型で消費電力が大きいようであれば、あえて新しい省エネ機種に入れ替えるというのも1つの解決策です。
私も店舗用のエアコンを新しくしましたが、電気代はかなり下がりました。
(本体購入費は1年半で回収できそうです)
今の生活は電気で成り立っているので電気代を減らすのは思ったより困難です。
それでも無駄遣いを少しでも減らすことは大切です。
皆さんもワットチェッカーで家の家電の消費電力を調べてみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回はMacProの話から少し脱線して消費電力の話でした。
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