古いネガを デジカメで撮影して パソコンに読み込む

写真のネガ・フィルムがいっぱい出てきました。

平成の写真から昭和中期のものまで色々です。

かなり古い白黒写真もあるようです。



懐かしいこの紙のケース


35mmだけじゃなくブローニーというサイズのフィルムもあります。


ネガの状態では写っている内容を確認するだけでも大変です。




何が写っているかわからない


これらの写真をパソコンに読み込もうと思います。


一般的なのはフィルム専用のスキャナか、
フィルム読み込み対応のフラットヘッドスキャナになります。

どちらも中古であれば安価で揃えることができます。



しかし今回はあえてスキャナーを買わずに、手持ちのデジカメで取り込むことにします。





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◯デジカメでネガを撮影する


今回はデジタルカメラで取り込むことにしました。


用意するのはこの4つです。



「デジタルカメラ」

「三脚」

「カードホルダー」

「iPhone」






一般的に「デジカメコピー」と呼ばれる方法に近いのですが、趣旨が違います。

本来のデジカメコピーは、高画質で撮影されたフィルムをより高画質のままパソコンに取り込む手法として利用されるようです。

スキャナーよりも綺麗に読み込むのですから、装置もカメラも本格的です。



私の場合、元のネガがそんなに高画質ではないので、そこそこ綺麗に取り込めれば目的達成です。

ですからデジカメはなんでも大丈夫です。




ソニー α350 (10年くらい前のデジタル一眼レフ)


なんでもいいと言いながらも、できれば綺麗に取り込みたいので、一眼レフを使いました。

これを三脚に取り付けて撮影します。



それから、フィルムがカールしているのを押さえてフラットにするため、カードホルダーが必要です。

私はこんなカードスタンドを使ってみました。



100円ショップで買ってきたカードスタンド


本当はフィルムを直接撮りたいので、周囲を押さえてフラットにする方が理想的です。

今回は実験なので、これで良しとします。



そしてiPhoneですが、これは照明として利用します。

背面のLEDライトを使うのではなく、画面そのものをライトにします。



iPhoneの画面を照明として使用できるアプリ



好きな色で画面を発光させられます



フィルムの反りをカードスタンドで真っ直ぐにしています



三脚でカメラを90度下向きに固定します



これで準備はできました。


手順はとてもシンプルです。



1、iPhoneの画面を白で発光させ

2、その上にネガを乗せ

3、上からデジカメで撮影





これでネガをデジカメのメモリーに保存出来ます。

あとはデータをパソコンに取り込んで写真編集ソフトで加工すれば完成です。



◯撮影の注意点


・「P」モードで撮影する

まず、当然ですが「フラッシュ」は発光禁止です。
ですから「オート」ではなく「P」モードで撮影します。

※おそらくどこのメーカーのでも「P」だと思うのですが、いわゆる「プログラムAE」という撮影モードです。



・できるだけ近くから撮影する

出来る限り近くから撮影したいところですが、普通のレンズだと至近距離では撮れません。
オートフォーカスが働くギリギリまで寄せるだけです。

画面いっぱいに撮るのは難しく、ある程度の大きさで撮影しておいて、後からパソコンで編集します。

もし一眼レフでマクロレンズを持っているなら、かなり近くから撮影できます。
(後日追記でマクロレンズ MINOLTA AF 50mm F2.8による取り込みを掲載しました)



・セルフタイマーで撮影する

三脚を利用していてもシャッターを手押しするとブレることがあります。

手振れ補正を使わず、セルフタイマー(2秒)で撮影すると綺麗に撮れます。




・真っ暗で撮影する

本当は暗室にして、ネガだけが下からの発光で浮き上がっている状態がベストです。

部屋を暗室にできなくても、黒い画用紙でカメラの周囲を囲って遮光してもいいです。


しかしながら、今回の実験では普通の明るい部屋で撮影しました。

部屋の照明がネガに映り込んだり反射したりしないように、最低限の注意だけしています。




◯取り込んだネガと加工後の写真


Macでの作業を説明する前に、先に結果を載せておきます。


まずネガを撮影したデータはこのようなものです。



ただネガを後ろから光を当ててるだけですから、デジカメで撮影してもそのままの「ネガ」です。

当たり前です。


写真編集ソフトで加工して出来上がった写真がこちら


(これはブログ用に横500ピクセルに縮小保存しています)

元がそれほど高画質ではありませんから、出来上がった写真の品質も低いです。

それでも一応この手順で「ネガ」を「写真」としてパソコンに保存出来ました。

スキャナーの方が簡単便利かもしれませんが、余分なものを買わずに出来たのは良かったです。



◯Macで写真加工する


それでは、取り込んだネガ・データをMacを使って写真にする作業を説明します。

Photoshopという有名な写真編集ソフトがありますが、今回は無料で使えるアプリで作業しました。



・使用するアプリはこちら。



PhotoScapeというアプリで、App Storeからダウンロードできます。


・アプリを起動します。



左のウィンドウにMacに接続したドライブが表示されます。

(ドライブをクリックするとフォルダを開くダイアログが表示されます)


・ネガのデータを開きます。





・必要なところを「切り抜き」ます。


(真っ直ぐになっていないときは回転させて正しい向きにします)



・「階調反転」してネガをポジに変換します。

カラー編集のタブに「ネガ」というチェックボックスがあります。
これにチェックを入れるとネガがポジになります。


切り抜いたネガ


階調反転してポジになった


「ネガ」のチェックボックス



・「レベル補正」「コントラスト補正」で写真にする

カラーレベルがおかしいので調整するのですが、これも自動でやってくれます。

先ほどの「ネガ」のチェックボックスの下にある「自動レベル」と「自動コントラスト」です。

「強・中・弱」の3段階が用意されていますが、とりあえず「中」でいいと思います。



レベルとコントラストを自動補正してくれる


これで写真が完成しました。


完成した写真


ちゃんとカラー写真になりました。

同様に白黒写真も取り込めます。


ひっくり返っているので回転させ


必要なところだけ切り抜き


ネガポジ反転して自動レベル・コントラスト補正

無料のアプリですが、とても簡単にネガを加工できました。



◯写真の確認


最後に編集した写真のデータを大きめのサイズで載せます。

比較のため、Photoshopでネガを開き、ポジ変換して自動補正したデータも載せておきます。


その1
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クリックで拡大

その1をPhotoshopでネガポジ加工した
画像


その2 (上で紹介した白黒写真ですが、表裏が反対でしたので編集し直しました)
画像

その2をPhotoshopでネガポジ加工した
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多少色味が違いますが、どちらも優劣は似たようなものですね。


というわけで今回は、「ネガ」を「デジカメ撮影」して「デジタル」データ化する話でした。



<追記>

後日マクロレンズで撮影してみました。
 カメラ「α350」 レンズ「MINOLTA AF 50mm F2.8」
 撮影条件は上記と同じ
 ネガポジ加工はPhotoScape

画像

この通り詳細さが全く違います。
出来るだけ近くで撮影したほうが綺麗に取り込めるようです。

この件は非常に興味が出てきましたので、もう少し実験を続けてみます。






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